木内建設の技術力

Technical_ability

1921年(大正10年)の創業以来、私たちは新たな技術や工法の創造に取り組み続け、お客様の期待に応えられるよう努力を続けてきました。
クオリティとスピードの両立をテーマに、用地取得から企画、設計、建設、アフターメンテナンスまで一括して担う「総合建設企業」として、100年企業の誇りとともにこれからも地域社会の発展に貢献していきます。

「木内建設の技術力」とは

木内建設が誇る技術力について、企画・設計・施工の各段階の特長をご紹介します。

01 企画

各カテゴリーの設計技術者がそれぞれ連携し、土地と建物を合わせた効果的かつ最善なプランを速やかにご提案。

3次元CAD(BIM)を用いることで事前にバーチャルな世界でシミュレーションを行い、外観・内観とも実際の空間イメージをご覧いただくことでお客様がよりイメージしやすいプレゼンテーションを行います。また街をつくる開発事業や大規模な倉庫・工場の建設など、土地の造成が求められる場合にも、土木設計技術者を有する弊社であれば総合的な造成計画の立案が可能です。各カテゴリーの設計技術者がそれぞれ連携することにより、土地と建物を合わせた効果的かつ最善なプランを速やかにご提案します。

02 設計

意匠・構造・土木・電気設備、機械設備の各カテゴリーにそれぞれ専任の設計技術者が揃う。

新規プロジェクトが立ち上がった場合には、社内で各設計のスペシャリストを集約できるため円滑なコミュニケーションで、スピード感のあるハイレベルな業務の遂行が可能です。免震建物の設計においても実績があり、将来のメンテナンス時の免震装置交換技術における特許も取得しており、社会貢献のためにこの技術は他社にも提供しています。

03 施工

現場で想定される問題点を抽出し、事前に解決策を協議する。

安全に現場を維持・管理し、要求に応えつつ決められた工期内での施工完遂が私たちの重要な責務です。
そのため施工段階の会議に各部署のスタッフも参加し、アイデアやアドバイスを共有することにより現場で想定される問題点を抽出。事前に解決策を協議します。また創設以来の社風でもある「何事にも全力・真面目・誠実に取り組む」姿勢により現場での人間関係は常に円滑で、仕事のクオリティに反映されています。

技術の進化

さまざまな業界で進化を続ける技術革新。創業100年を迎えた木内建設も、時代と共にその技術を進化させてきました。
「地震対策工法」や「BIMの活用」「i-Constructionへの取り組み」など、木内建設が取り組んできた技術革新と、進化の歩みをご紹介します。

地震対策工法

南海トラフを中心とした巨大地震が予想される静岡東海地区は、さまざまな地震対策を行ってきました。
1995年の阪神淡路大震災を契機に、木内建設では制震・免震工法の導入を推進しています。

耐震工法
強度の高い柱や梁、筋交い入りの壁などで建物自体を強固にし、揺れを受け止める工法です。 震度5強程度の地震ではほとんど損傷しません。
制震工法
地震エネルギーの揺れ自体は建物に 伝わりますが、建物の揺れを制震装置で 制御することで揺れを減少させます。
免震工法
免震装置が大きく動くことによって地震エネルギーの揺れそのものを吸収し、 建物に伝わる揺れを小さくします。

BIMの活用(設計編)

3Dモデルを用いたプレゼンテーション

二次元の設計図では伝わりにくい建物イメージを、 三次元モデルで 作成したパース・ウォークスルームービーなどを活用して視覚的に捉え、 設計者・施工者 発注者とのイメージ共有を図ることができます。


干渉チェック ・ シミュレーション

三次元で作成された設備や躯体情報を重ね合わせることで各々の干渉チェックができ、 設計の不具合や課題の早期発見・解決が可能になります。

BIMの活用(施工編)

3Dを使った仮設計画

三次元モデルで仮設計画を行うことは、 立体的なイメージ共有と 安全性や施工面での検証に非常に効果的です。若年層の教育、 指導に対する理解の向上にもつながりました。


複雑な納まり検討

施工時における複雑な納まりを部分的に三次元モデルで作成し、部材の形状、 納まりの確認、 施工手順のシミュレーションを行うことで、施工における課題の早期発見・解決が可能になります。

i-constructionへの取り組み

三次元測量

土木工事では施工前に地形を把握し、計画を立てる必要があります。従来の横断測量は測量技術者が危険な急斜面で長時間作業する負担がありました。UAVを使った写真測量や一秒間に数万点の座標値を計測することが可能なLSを活用することで、従来の横断測量で得られる「断面(線)」ではなく、工事範囲全体を「面」で とらえることが可能となりました。UAVから見える範囲や、レーザーの届く範囲であれば どんな場所でも計測ができるため、土砂崩れのような危険個所であっても安全に 三次元測量が行えます。測量にかかる時間も非常にスピーディーとなり、 多くの時間を計画や施工に割くことができるようになりました。


安全対策シミュレーション

現場全体を3Dモデルで忠実に再現することで、 仮設備の配置計画や重機作業範囲、 作業員の動線などを 様々な角度からの検討が容易に出来るようになりました。また、日々の打合せや安全教育に活用することで、より具体的に意思疎通ができるようになりました。


ICT建機

3D設計データを建設機械に入力し、 GNSS (測位衛星) やTS (トータルステーション)からリアルタイムで機械の 位置を特定し続けることで、掘削や整地といった作業に必要な丁張が不要となります。 掘削機のバケット位置など 可動部分が制御 (またはモニターでガイドを表示) されるため過掘りを防ぐことができます。 丁張設置にかかる手間が なくなり、経験の浅いオペレーターでも作業が早く完成できることから労働者不足の対策としてとても有効です。